@article{oai:fukuchiyama.repo.nii.ac.jp:00000362, author = {齋藤, 達弘 and Saito, Tatsuhiro}, issue = {1}, journal = {福知山公立大学研究紀要, 57}, month = {Mar}, note = {この論文の目的は,企業の財務政策の中で最も重要と位置づけられる資本予算における資本コストの基礎を整理し,実務家が資本コストをどのように捉えているのかを考察することにある.近年,資本コストはコーポーレート・ガバナンスの文脈で実務家の注目を集めていて,この機会に基本に戻ろうということである.この論文では,資本予算の基礎理論を整理した後,二つのベータを検討する.一つは,「資本資産価格モデル(CAPM)を用いて求めた割引率を用いてキャッシュ・フローの期待値を割り引いて現在価値を求める」という定石において専門家までもが陥りやすい落とし穴として,キャッシュ・フロー・ベータである.もう一つは,フリー・キャッシュ・フローのリターンとリスクに基づいた資本コストの考え方の基礎として,アセット・ベータ(アンレバード・ベータ)である.そして,後者の考察を踏まえて,2018 年6 月に改訂されたコーポレートガバナンス・コードにおける,資本コストを政策保有株式に関連付ける議論を考察し,改訂された原則が実物投資と金融投資を区別する標準的なファイナンス理論とは相容れないことを指摘する., 4}, pages = {57--90}, title = {キャッシュ・フロー・ベータとアセット・ベータ,資本コスト}, volume = {3}, year = {2019}, yomi = {サイトウ, タツヒロ} }